中本陽子プロフィール写真

 京都生まれ。5歳よりピアノをはじめる。同志社中・高等学校を経て、同志社女子大学学芸学部音楽科ピアノ専攻卒業。同学部《頌啓会》特別専修コース修了後、渡仏。クレテイユ国立音楽院ピアノ科および室内楽科、リュエイユ・マルメゾン国立地方音楽院伴奏科をそれぞれ審査員満場一致にて首席卒業。

 これまでに、ピアノを伊藤光子、福本俊之、ローラン・カバッソ、ジャクリーヌ・ブルジェス=モヌリー、室内楽をパスカル・ロボー、エレーヌ・ドゥヴィルヌーヴ、伴奏法をアンジェリーヌ・ポンドペールの各氏に師事。歌曲伴奏においてはパリ市ベルリオーズ音楽院のフランソワーズ・ティヤールのクラスを優秀な成績で修了。ニース国際音楽アカデミーにてダルトン・ボールドウィンのマスタークラスを受講。また、2014年より定期的にクリスティアン・イヴァルディ氏のレッスンを受け、研鑽を続けている。

 音楽教育の分野では、エピネー・シュル・セーヌ音楽院、シャティヨン音楽院にてピアノ科講師、ノワジー・ル・セック音楽院にて伴奏ピアニストを務めており、現場での豊富な経験を認められ、ピアノ、伴奏それぞれの Diplôme d’Etat(国家資格)を取得した。

 ソロリサイタルを始め、様々な形式の室内楽コンサート、声楽とのアンサンブルや合唱伴奏、舞台俳優とのコラボレーションなど、多岐に渡る演奏活動はヨーロッパ、日本各地での公演において好評を博している。2004年に結成したオーボエ奏者坂川奈緒子とのデュオの最近のプログラム「オーボエとピアノによるモーリス・ラヴェル(”Maurice Ravel en duo hautbois et piano”、ラヴェルの生誕年である1875年製プレイエル使用)のライヴCDが2015年にリリースされた。